EC-CUBE、長年にわたりECサイト構築のためのCMSとして広く採用されてきました。しかし、レンタルサーバーがPHP5のサポートを終了し、クレジット決済プロトコルの更新が必要になるなどの技術進化、さらには軽減税率制度の導入などの新たな要件に対応するため、多くの運用者が古いバージョンであるEC-CUBE2系、3系から最新の4系への移行を急いでいます。このような状況下で、EC-CUBEのバージョンアップを安全かつ効率的に行うためには、我々の専門的なサポートが最適なソリューションを提供します。
EC-CUBEのバージョンアップを実施する前には、以下の準備作業が必須です。これらのステップを慎重に行うことで、アップデート中や後に発生する可能性のある問題を最小限に抑えることができます。
01
バックアップの実施
カートのデータ、データベース、カスタマイズしたファイルなど、全ての重要な情報のバックアップを取得します。万が一の事態に備え、バックアップは外部ストレージにも保存しておくことが望ましいです。
02
メンテナンスモードの有効化
バージョンアップ作業中にサイトが一時的にアクセス不能になることを防ぐため、メンテナンスモードを有効にします。これにより、訪問者にはメンテナンス中であることが表示され、作業中の不具合が外部に露呈するのを避けられます。
03
現行バージョンとの互換性の確認
使用しているプラグインやテーマが新しいバージョンと互換性があるかを確認します。互換性がない場合は、アップデート後に機能しなくなる可能性があります。
04
開発環境でのテスト
本番環境に影響を与えることなく、開発環境でバージョンアップを先行して実施し、問題がないかを確認します。これにより、本番環境でのアップデート時のリスクを減らすことができます。
05
ドキュメントの確認
EC-CUBEの公式ドキュメントや開発ドキュメントを確認し、バージョンアップの手順や注意点について理解を深めます。特に新機能や変更点については、事前に確認しておくことが重要です。
06
サポート情報の確認
バージョンアップに関するサポート情報やフォーラムを確認し、他のユーザーの経験やQ&Aから有用な情報を得ます。また、問題発生時にはサポートに連絡できるよう、連絡先を事前に確認しておきます。
基本的にEC-CUBEが初期で提供しているテーマやプラグインのみを利用している場合、上記の方法で、バージョンアップは完了します。
しかし、導入から運営途中でオリジナルのテーマやプラグインを利用している場合は、新バージョンとの競合や対応状況等を確認しなければならず、単純な作業では解決できないときがあります。その為、先ずは事前確認をさせて頂く事になります。
